バルト 新たなる旅立ちについて : アニメで犬ばかり見てるアニメで犬ばかり見てる

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バルト 新たなる旅立ちについて

  • 2011/07/05
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バルト 新たなる旅立ち
原題:Balto II: Wolf Quest

バルト 新たなる旅立ち(以下バルト2)は2002年に公開されたバルトの続編。
製作スタジオも声優もスタッフも完全に違う別物。
低予算な続編なこともあり1作目の素晴らしさを知っていればいるほどファンには評価が低く、シリーズ最低とも言われる典型的ガッカリ続編。

無駄に長いかも




ストーリー

バルトジェナの間に子犬が産まれ、みなそれぞれ人間の家に貰われていった。ただ一匹、バルトの狼の血を濃く引き継いだアルーという子犬だけを除いて・・・。

彼女は成長し、自分ひとりだけがみんなと違うと知ってしまったショックから町を飛び出し自分探しの旅に出てしまう。バルトもアルーを追って町を出るが、彼等の行く先々で謎のカラスを初めとする正体不明の精霊が旅の助けとなり、時には障害となって出現する。それに対処していくうちにアルーは予知夢のような不思議な力があることに気付く。

そして旅の途中にバルト達は老狼のナヴァ率いる狼の群れと出会い、その群れが食糧危機にあると知る。群れが生き残るにはカリブーを追って移動しなければならないと言うが、群れは移動を躊躇する派閥とカリブーを追って移動する派閥で分裂していた。

しかしナヴァが言うにはアナイユという白い狼のが夢の御告げに現われ、バルトが「狼でありながらそうと気づいていない者」であり移動の先導者だというのだ。さらにアルーも同様の夢を見ており、カリブーは流氷に乗って海を渡ったと悟る。しかし若い狼のニジューは群れの移動に反発しバルト達と対立。結局群れは移動を選択し、バルト達はニジューを残して流氷を渡ることに。だがバルトはジェナ達の元に戻らなければならず、アルーとの別れが訪れる。アルーは自らが「狼でありながらそうと気づいていない者」であると理解し、狼の群れに本当の家を見つけたのだ。

ナヴァには海を渡る体力は無く、群れを欠かさないために陸に残ったニジューを探して元の土地に残る。
そしてバルトが帰ろうとしたとき、バルトを導いていたカラスが再び現われ白い狼に変身。バルトは「あなたともさよならだ母さん」とつぶやき帰路に着く。カラスは夢に現われたアナイユであり、バルトの母親だったのだ。


このあらすじ、バルト2のDVD裏には「アルーが家出して自分探しの旅に出る」というとこまで書いてあるんですが、「まさか狼の血が濃いから狼の群れに戻るなんて単純な話じゃないよね?」と思ったらその通りでした。
でも話が一直線なのは1作目でも同じですし、重要なのは途中経過です。でもその経過が一番救い様ありません。

まずバルトやジェナといった1作目のキャラが登場し、可愛らしいアルーが生まれる。
そしてアルーが家出し、バルトが探しに出掛ける。
ここまではいいんです。問題は精霊が出てきてから。
出てくる精霊達には意味があり、
「キツネはずる賢いペテン師」「グズリは恐怖」「クマは隠れた知識」
となっています。

crow.jpg
「カラス」
ひとまずこのカラスは正体不明
アルーとバルトはこのカラスを追いかける。

fox.jpg
「キツネ」
「娘を探してあげるから縄を解いて」と言い縄を解かれた後バルトを川に突き落とす。
アルー探し手伝うんじゃ!?何やってんの?
これじゃペテン師って言うより快楽殺人犯なんですが。

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「グズリ」
崖でバルトを通せんぼして「怖いだろ~」と脅した後「カラスを追うのはやめろ」と忠告。
そして「帰れ~」と言いながら煙のように消滅。
ただちょっかい出してただけなんですがなんなんですか。

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マルという「ネズミ」が現われ、アルーに"who you really are"という歌を披露。
精霊の中で妨害行為をしないのはこのネズミだけです。

bear2.jpg
最後に登場する精霊は「クマ」
1作目のグリズリーのように攻撃的でバルト達に襲い掛かる。
もはや精霊=敵なんで攻撃の理由なんていらないんでしょう。

そしてラストに謎のカラスがバルトの後ろに現われ、正体を現すのですが・・・
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なんとカラスの正体はバルトのお母さん!
(これは私ので絵ではなく本当にこの顔)

なるほど、精霊はバルトのお母さんの仲間だったんだね。
つまり精霊はバルト達を狼の群れに導いてたんだね。
・・・
納得できるか!

バルト達を導いてたっていうか妨害しかしてなかったんだけど?
大体なんでバルトのお母さんが精霊になってるの?じゃあバルトって何者!?
何この視聴者置いてきぼり感?

初見で流れが読めないだけでなく終わってからも理不尽さ爆発。カラス姿のお母さんは一応バルト達を導いてたとして、精霊が邪魔しかしてなかった理由は一体?脚本的な意味としては「誰にでも精霊が付いていて、本当の自分へ導いてくれる」ということらしいですが・・・導くというのは川に突き落とすとか殺しにかかるとかよりもっと良い方法があると思うんですけど。

もしかしてバルトのお母さんって物凄く不器用なんでしょうか?

とりあえず支離滅裂なストーリーとしてはこれら精霊がありますが、終盤あたりは展開がめちゃくちゃなことになってて突っ込み要素が最高値。
ナヴァが木に溶け込む謎の力を持ってたり、なぜかアルーが自から海底洞窟まで潜って溺死しかけたり・・・
突っ込んでたらキリがない。



作画

作画はOVAなんで予算の問題があるでしょうし映画からの劣化は仕方ないでしょう。
見られないほど酷いわけでもないですし1と別物と割り切れば。
ただバルトの目が白くなったりアルーのデザインがちょくちょく変わったり根本的なキャラデザの問題があります。

あと日本で使われてる↑のパッケージ絵、もうちょっとどうにかならなかったんでしょうか。アメリカのパッケージだとアルーがすごく可愛いのに。
balto2.jpg


音楽

好みが分かれるミュージカルシーン。
バルト2は1作目と違ってミュージカルシーンがあるという特徴があります。
そして「主要キャラが全然歌わない」という特徴も。
海外アニメのミュージカルシーンというのは登場キャラが歌うのが醍醐味でもありますが、このアニメではバルトもアルーもジェナも主要キャラは全然歌いません。BGMとして音楽が流れるのは決して特異ではないものの脇役は普通に歌うという。

きっと1作目のバルトの印象を崩さないために主要キャラが歌いまくる続編を避けたんでしょう。ここはちょっと評価したいです。でもアルーが歌うのを正直期待してたんで個人的には少し残念。

本編はともかくWho you really areの旋律は好き。そしてメッセージ性も強い。


ただ吹き替え版の歌は・・・直訳文そのまま歌ってるみたいでイマイチなんで英語版のほうがいいです。


このアニメに対する不満は山ほどありますが、悪い所ばかりを上げてもね。
良いところといえばアルーが可愛いこと。キャラデザの可愛さは当然のことですが、狼(犬)のティーンエイジャーキャラという形が上手く擬人化表現されてると思います。あくまでキャラが犬であることに準拠しながら気難しいあの年齢を描く。その序盤までの流れは好きです。

そしてバルト。
アルーが流氷上でニジューに襲われそうになった時、海からアルーを助けに現われるシーンはすごくカッコいい。バルトのああいう顔、いいねぇ・・・長々書いておいて、やはり私はバルトさえ見られればいい単純人間かもしれません。

345.jpg
ちなみに最初のこの写真は2002年の「バルトとバルト2とリトルフット アイスフリーズ」のVHS・DVD販売告知ポスター。別に続編のポスターならどうでもいいんですが一応バルトだし・・・放っておけなかったので救出しました。
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ディズニーなどの海外アニメが好き。特にバルトが大好き。本当に犬しか見てないわけではないけど動物キャラが好き

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